シリーズ累計発行部数が2400万部を突破した転生したらスライムだった件。その中で、ひと際目立つが【原初の悪魔】と呼ばれる7人の悪魔達。
彼らは世界でも竜種の次に生まれた悪魔の始祖である7柱ことですが、元は闇の大聖霊が7つの個体に分かれたものです。
彼らは悪魔の中でも最も長く生きており、その中で蓄えた経験と力で悪魔の中でも最強の存在にあり、作中で描かれる圧倒的な実力と戦闘シーンは見どころの一つでもあります。
今回は、そんな最強の悪魔達の実力をランキングしながら解説していきたいと思います。
【転スラ】原初の悪魔強さ
寿命のない悪魔族は、古く永く生きた者ほどその戦闘経験が蓄積されます。つまり原初の悪魔が強いのは当然と言えます。
また、悪魔には以下のような階級があります。
▽悪魔階級早見表▽
【悪魔王】 | デヴィルロード | 強い |
【悪魔公】 | デーモンロード | ↑ |
【上位魔将】 | アークデーモン | |
【上位悪魔】 | グレーターデーモン | ↓ |
【下位悪魔】 | レッサーデーモン | 弱い |
悪魔もまた魂の付与によって上位の階級に進化することができます。
作中、リムルが仲間達を進化される描写が何度もありますが、仲間の原初も、リムルは同様に進化させていきました。
原初の悪魔ランキング
1位 ギィ・クリムゾン
転スラ コミカライズのいよいよクレイマンとの戦いが始まったなギィ カッコ良すぎるな#転スラ pic.twitter.com/eW0WTHcUAR
— ネムっち (@nem_anime) March 26, 2021
八星魔王(オクタグラム)の一人でミリム・ラミリスと並ぶ最古の魔王でもあり、世界を創った星王竜ヴェルダナーヴァの友達にして世界の調停者。
原初の赤(ルージュ)。
その実力は原初の7人の中でぶっちぎりの最強です。
同じ原初のレインのヒラリーに勝利し部下としており、実力は竜種と同等あるいはそれ以上。
世界で4体しか居ない竜種のヴェルザードが相棒で、北方にある氷土の大地に暮らす最強の悪魔。
ギィが召喚されたのは数千年前。国と国との戦争の時に一方が召喚した。が、ギィは両方を滅ぼしてその時悪魔公に進化して魔王を名乗ります。
ギィが最強である理由の一つに、彼が持つ究極能力「傲慢之王」があります。その能力は一度見たスキルの完全コピー。なんと究極能力もコピー可能です。
ただし、分析系能力はコピー不可能(リムルの智慧之王など)という弱点がありますが、この時点で他の原初を圧倒する強さだと言えるでしょう。
ギィはまた、剣の実力も超一流です。その剣技は勇者ルドラやクロエと互角に戦うことができるほど。
web版235話では、クロエと剣で戦うシーンがありますので必見です。
余談ですが、ギィは男にも女にもなれる両性具有種でもあります。必要に応じて性別を自由に変え、魔王レオンを誘惑するために女になったこともあります。
2位 ディアブロ
ディアブロの絵はアニメより漫画の方が好き#転スラ#てんすら pic.twitter.com/YmBadNrSlX
— 転スラ (@2fQhUBC0loIlcLh) February 16, 2021
ファルムス王国との戦争でリムルに召喚された3体の悪魔の1体が、実は原初の黒(ノワール)。
正体を知らなかったリムルによってディアブロという名前を与えられ、悪魔公に進化する。
名前の由来は、ランボルギーニ・ディアブロ。
原初の悪魔の中ではこの黒の悪魔系統は滅多に眷属を作らないことから、存在自体が珍しく、自分本位の変わり者が多いという特徴もあります。
原作を読んでいくと分かるのですが、ディアブロのリムルへの執着心は悪魔の中でも飛びぬけてかわりものの様に描写されています。
さて、その実力ですがリムル曰く『配下の中で最強』とのこと。
それもそのはずディアブロは、唯一ギィ・クリムゾンに引き分けたことのある悪魔です。
また同じ原初であるテスタロッサ・カレラ・ウルティマをボッコボコにしてリムル陣営にスカウトした実績もあることからディアブロの実力はギィに続く2位。
ディアブロは自分に屈服した者を恐怖によって従わせる「誘惑者」というスキルを所持しています。
それを進化させたものが究極能力『誘惑之王(アザゼル)』です。
「誘惑者」の能力に加え、精神支配、時間停止、多重結界常時発動、無詠唱、瞬間移動。
そのスペックはリムルの『暴食之王(ベルゼビュート)』に匹敵すると言われます。
3位 テスタロッサ
早く転スラでテスタロッサ様を出して! pic.twitter.com/Uyjp4d2hP0
— 🌙moon少女☪️ (@geeks_store_) April 30, 2021
白髪と赤い瞳を持つ美しい美女だが、苛烈で好戦的な性格。
原初の中で最も誇り高く、ギィ・クリムゾンは「誰かの下に付くとは考えられない」とさえ思っていたのだが、リムルの配下に加わります。原初の白(ブラン)。
東の帝国の近隣で、白い悪魔として恐れられていた。
紫と黄(ウルティマとカレラ)達と長年争っており三竦みの状態でしたが、ディアブロの勧誘を受け(ボッコボコにされ)リムル陣営に一時的に協力することにしたのだが、リムルの実力を初対面で見抜き、自ら配下に加わり、テスタロッサの名を与えられます。
名前の由来はフェラーリ・テスタロッサ。
その実力はディアブロと渡り合りあえる実力があり、長年紫と黄との争いの中で力を高めていたことから、3位。
テスタロッサは、精密な魔力操作や戦闘の技量から格上との相手との戦闘を得意としています。
エネルギー量が10倍以上の相手とですら互角に渡り合うことが出来る実力があり、ヴェルグリンド戦において互角の戦いを見せています。
また、テスタロッサはこの時に究極能力『死界之王(ベリアル)』を獲得します。
その能力は生と死を司り、特に死に特化した能力とあります。
4位 カレラ
これが転スラの方のカレラ pic.twitter.com/3tdSPAHio2
— ふくやま.Bench presser (@menace__lord) February 9, 2021
金髪が眩しい少女をした悪魔。大雑把な性格をしていて、たまに暴走する。
主人のリムルに対しても、砕けた態度で会話する。本人は気にしていないが、ディアブロをイライラさせる。
原初の黄(ジョーヌ)。
エルドラドの大陸を拠点とし、勝手気ままに核撃魔法を使い暴走することからこの地を治める魔王レオンに危険視されていた。
ディアブロの勧誘を受け(ボッコボコにされ)リムル陣営に加わることになります。
最初こそ渋っていたカレラもまた、リムルを直に見た事でその力を悟り、心からの忠誠を誓いました。
名前の由来はポルシェ911・カレラ。
カレラはリムル配下の中で最も大きな魔素量を持っており、ディアブロよりも多いのです。
それでも4位なのは、その魔素を扱う技量が備わっていないから。
究極能力『死滅之王(アバドン)』はカレラが所有する究極能力です。一度発動させれば敵に対して確実な破滅をもたらす性能を持ち、力を大雑把にしか使えなかったカレラが自身の魔素を制御出来るようになり、近藤との戦闘時には終末崩縮消滅波(アビスアナイアレーション)という最強の魔法を使えるようになった。
ちなみにこれ、惑星で使う様な魔法ではありません。
5位 ウルティマ
転スラ原初の悪魔紫のウルティマ可愛すぎん??
サイドポニテだよ?やびぃ。 pic.twitter.com/Gjmsg5dbQI— トキチ(*∂v∂) (@TDeer__) November 27, 2020
一人称が『ぼく』のぼくっ子です。
短い髪をサイドテールにしている、可愛い少女の姿をしているが、性格はやはり悪魔といった感じで、残虐で冷酷で敵対する者の苦痛に満ちた表情が何より好み。
原初の紫(ヴィオレ)。
ディアブロの勧誘を受け(ボッコボコにされ)リムル陣営に加わることとなります。
テスタロッサ・カレラと同様にリムルを直に見て忠誠を誓うことになる。原初の悪魔の中でも最も残忍な性格は、魔王ルミナスが警戒するほど。
名前の由来はウルティマ・GTR。
核撃魔法『破滅の炎』で敵を焼き尽くしたり、敵兵の脳波から情報を奪ったりと
残酷な描写で描かれることが多いウルティマが持つ究極能力は『死毒之王(サマエル)』。
その能力は生命体の弱点を見抜き、それに最適化した状態変化を生じる毒を生成します。
そんなウルティマは、原初の中で自分が最も未熟だと思っている。ただ、同時にに伸び代があるのも自分だと思っており、貪欲に力を求めて、どんどん成長している。
そんな将来性を鑑みて5位にしてみました。
6位 レイン(WEB版ヒラリー)
転スラ17巻、レインの話めちゃおもろい。
シュナが完全にテンペストのおかんやったw pic.twitter.com/nv3Cuzwt7W— 蒼星黒月(アオクロ) (@plasmaspark78) October 26, 2020
暗紅色のメイド服を纏った青髪の美女。
原初の赤ギィ・クリムゾンに挑むも、惨敗した後、忠誠を誓いギィの側近(もしくは雑用係)となる。
ギィ曰く『雑魚』なのだが、実はギィと同じ原初の悪魔の一人。
原初の青(ブルー)。
ちなみにWEB版には原初の悪魔という設定が無く、ヒラリーという名前でたまに登場する脇役。
そもそも戦闘シーンが少ないレインですが、遍在(ミスト)というスキルを使い、小説版11巻でディアブロと戦うシーンがあります。
遍在(ミスト)は自分の分身を作り出すスキルで、分身が消滅しても本体には影響がない。
つまり無敵の分身を使い、ディアブロと戦うのですが惨敗してしまいます。また、一応核撃魔法『熱収束砲』を使えるのですが、具体的な威力の説明がないので、
こういう魔法も使うんだなぁ・・・程度に覚えておいてもらえると同じ原初でありながらギィとディアブロに負けてしまい。
そもそも戦闘の描写が少ないことから、レインは6位に格付けしてみました。
ちなみに転スラ短編集17巻ではレインのお話も掲載されています。クールな印象のデキるメイドが実は〇〇!?なんて内容なので、興味のある方は是非購入してみてください。
7位 ミザリー
転スラミザリーかわいい💗 pic.twitter.com/JCEwHnx1Qe
— chiyomi@自分磨き (@yumishitatiyomi) June 16, 2021
レインと共にギィ・クリムゾンに使える緑の髪の美女。
ギィと戦い敗北し忠誠を誓い側近(雑用係)となるのだが、実は同じ原初の悪魔。
原初の緑(ヴェール)。
原作において戦闘シーンがあまり無いミザリーですが、一部からは『緑の神』と崇められており、11巻でテスタロッサと評議会で対峙するシーンが描かれているのですが、
冷静に戦況を分析したミザリーは、戦うことなく撤退を選択します。
ギィ・クリムゾンの配下として事務方に徹していたミザリーは原初の悪魔の中でも戦闘を得意とせず、実力では最も劣ると思い7位となりましたが、それでも人間から神格化される程の力を持ち、転スラの世界の中でも上位の実力者です。
原初の悪魔ランキングのまとめ
『転スラ』世界における原初の悪魔は力量差はあるものの、全員が世界で最上位の実力を持つ悪魔達です。
また、実力以外にも個性に尖ったキャラクター達は、完璧そうに見えて実は抜けている一面もあったりするので、人によって推しも変わると思います。
- 可愛い
- カッコいい
など色々と感想はあると思いますが、これを機に是非『転スラ』シリーズを読んでみてはいかがでしょうか?