秤金次(はかりきんじ)の存在はかねてより読者は気になっていたと思いますが、
人物像や術式は長い間、謎のままでした。
153話で初登場し、155話では術式をつかう場面もありましたね!
一体どのような術式を使うのか?
秤金次の人物像や、気になる術式について考察をまとめてみました。
◆秤金次とは?乙骨より強い?
秤金次とは?
秤金次とは、呪術高専の生徒で停学中の3年生です。
今は、栃木県の立体駐車場跡地で賭け試合の胴元をしてお金を稼いでいます。
これは呪術規定に抵触しているそうですし、以前真希が「ロクデナシ」と呼んでいたことから、高専内ではかなりの問題児扱いなことは間違いないですね。
ちなみに虎杖達が入学してくる前に停学処分を受けているので、虎杖、伏黒、釘崎3人の1年生ズとは面識はありません。
秤金次の存在が明らかになったのは、2巻11話で五条悟の
「特に3年秤、2年乙骨は僕と並ぶ術師になる」
という発言からでした。
その後のストーリーで乙骨先輩がとてつもなく強いことが分かってしまったので、乙骨先輩と並べられる秤金次っていったい何者!?いつ出てくるの?
と登場が待ち望まれていました。
乙骨憂太より強い?
乙骨も「ノッた時は僕より強い」と言ってましたね。
しかし実際のところは、乙骨優太より強いということはないでしょう。
ファンブックでのスキルランキングでも藤堂や伏黒恵の方が上でしたし、
秤は座学が苦手なようなので、戦略を考えて戦うタイプではないのかもしれません。
しかし、五条や乙骨のように特級まではいかないまでも、かなりの力を持っていることは間違いないので、藤堂や七海さんと同じ一級術師ではないかと推察します。
そういえば、乙骨が「僕より強い」発言をしたときも、真希に「それはない」と秒で否定されていましたね(笑)
性格は、「全て熱のせい」「俺は熱を愛している」といった発言から、「熱」という言葉が好きなようで、熱い男だということが分かります。
あと、155話の「賭事を嫌悪して俺をフッた女は山ほどいる」という発言から、女性好きなのかなーとも思います。
なんだか藤堂と気が合いそうですね。
◆秤金次の術式とは?
作者の芥見下々先生は「秤はギャンブラー」「術式はコンプラ的にやばい」
と公言しています。
このことから、ギャンブルが関係している術式なのでは?とかねてより噂されていました。
秤金次という名前、ギャンブルと関係しているというヒントから、秤の術式は
「何か(自分や相手の命?)」を天秤にかけることを縛りとし、自らの力を増幅させることができる
という考察がネット上では多かったようです。
155話で初めて秤金次が術式を使いましたので、順を追って考察していきましょう。
きららから秤への合図で、高専関係者だとバレてしまった虎杖。
パンダが心配していた通り、秤は聞く気を持たないようで、いきなり襲い掛かってきます。
秤の手の動きに合わせ電車のドアのような扉が出現し、虎杖の胴体を切断!?しそうな所を危うく回避しますが、虎杖は直後に扉で首を拘束されてしまいます。
虎杖の首が切断されてしまうのかとヒヤヒヤしましたが、扉で首を拘束した後に、自ら殴りかかっていることから、
秤の術式は、敵を拘束するための術式のように見えます。
虎杖との交戦は命をかけるような戦いではないため、秤が重いものを賭けていない=力を抑えている可能性が高いですね。
ギャンブルとの関連性は今後の情報にも期待したいです。
ちなみに、「コンプラ的にやばい」という問題は、154話で回収したのではないかと考えられます。
星きららと虎杖の会話の中に「金ちゃんは中学ダブってる」というものがありました。
つまり、秤は高校三年生=18歳ではなく、19歳。
日本の風営法では18歳未満はパチンコなどのギャンブルで遊ぶことが禁止されています。
この、゛秤中学ダブってた事実“は、少年ジャンプ側が風営法抵触を回避する策だったのではないでしょうか。
◆秤の停学理由
保守派ともめて停学になった、ということは分かっていましたが、155話で少し背景が見えてきました。
「保守派」というのは世襲や保身が大好きで、高専上層部を含むエライ人達のことです。
京都校学長の楽巌寺学長は保守派筆頭で、改革を試みる五条先生と対立しています。
どうやら、保守派は昔ながらの呪術(釘崎野薔薇のような術式)が大好きで、
時代が変わっていくにつれ変化していったり、新しいものと融合した術式が嫌いなようです。
秤金次の術式は典型的な後者なので、保守派に嫌われる理由となったみたいですね。
秤の停学理由にも彼の術式が絡んでいたとは驚きました。
◆秤は仲間になってくれる?
ズバリ伏黒恵がカギを握っていると思います!
秤金次を説得するのは、死滅回遊参加に協力してもらうためですが、
彼は姉である伏黒津美紀を助けたいという、連載初期からの強い気持ちがあります。
そして、なんといっても彼は現禅院家当主。
このカードと、伏黒の頭の回転の速さで、まずは星きららを説得することが必須でしょう。
155話最後では、星きららが伏黒の脱兎にキュンとしている仕草が見られましたね。
ウサギ、可愛いですから(笑)、きららが説得に落ちるのは時間の問題だと思います!
◆秤金次の術式が判明!?考察まとめ
- 秤金次は高専3年生で現在停学中。茨城県で賭け試合の胴元をしている問題児。
- 乙骨には劣るが、五条悟に認められるほどの強さを持っている。
- 性格は熱く、女好き。
- 術式はギャンブルに関連していて、電車のドアのような扉を出現させ相手を拘束できる。
- 歴史的に新しい術式を嫌う保守派と揉め、停学をくらっている。
- 虎杖達に協力してくれるかは、伏黒が星きららを説得できるかにかかっている。
いかがでしたか。
155話では秤金次の術式や、本人の性格について、新たに判明したことが多かったですね。
今後も秤金次についての新しい情報に期待しましょう!!