事前情報が少なく、謎めいたままスタートした秋の新ドラマ「アバランチ」。
もう何話か放送されましたが、イメージしてた内容に近かった人、遠かった人もそれぞれおられる事と思います。
ところで皆様は、本作のタイトルであるアバランチの意味をご存じでしょうか?
アバランチ(avalanche)は、英語で雪崩を意味する単語です。
皆様は、雪崩という言葉からどういったことを想像するでしょうか?
この記事では、「アバランチ」とは一体どんなドラマなのかをそのタイトルの意味するところから見ていきたいと思います。
アバランチのタイトルの意味とは?
アバランチ(英:avalanche)の意味は主に下記の2つです。
- 雪崩
- 何かが殺到すること、押し寄せること
1話に付されたサブタイトルが雪崩であることや劇中の発言からして、本作タイトルのアバランチは雪崩の意であると思われます。
ちなみに、単にavalanche、アバランチ、雪崩とだけ冠した映画やドラマを探してみましたが(下記表)、内容は自然現象の雪崩をテーマにしたパニックアクションや男女物であったりと、本作のようなクライムアクション作品はありませんでした。
制作/公開年 | タイトル | 制作国など |
---|---|---|
1937年 | 雪崩 | 日本、監督:成瀬巳喜男 |
1952年 | 雪崩 | 日本、監督:新藤兼人 |
1956年 | 雪崩 | 日本、監督:山本薩夫 |
1994年 | AVALANCHE | カナダ、監督: ポール・シャピロ |
アバランチのタイトルの意味とは?ドラマ名に込められた思い
本作「アバランチ」におけるタイトルのアバランチは、雪崩の意味で間違いないと思われますが、ではその雪崩を冠した理由は何なのでしょうか?。
これについて述べる前に、ざっくりとしたものですが、まずは下記あらすじをご覧ください。
アバランチのあらすじ
山守美智代(演:木村佳乃)は、現在は左遷され警視庁特別犯罪対策企画室の室長におさまっているが、以前は内閣情報調査室に所属するエリート官僚であった。
その山守は何かしらの事情により、私的に羽生誠一(演:綾野剛)らの元警察関係者などを集めて、官憲の手が届かない犯罪者達を処罰する集団を組織した。これがアバランチである。
アバランチは公の機関などではなく、山守によって秘密裡に組織された私的集団である。従って、報酬も山守を介して支払われ(誰も受け取らなかったが)、その活動も水面下で行われるものとなる。
アバランチの構成員は、山守も含め皆それぞれ何かしらの目的を抱えてアバランチに参加しており、それと関連した事案を随所に挟みつつ、毎回最後には悪事を国民に晒す形でターゲットを葬り、物語は進行していく。
本作「アバランチ」におけるアバランチ(雪崩)の意味するところとは、その活動の目的、仕方にあるものと思われます。
そこでアバランチの活動について少し見てみることにします。
アバランチのターゲットは山守さんが決めているようですが、どうも現内閣官房副長官の大山氏に縁のある人達を狙っているようです。
大山氏は、政財界の要人に悪事のもみ消しなどの便宜を図っており、それを受けた人達の中からターゲットを選んでいるように見えます。
彼らは、警察の自主的な捜査では法の裁きを受けさせることが困難なため、アバランチはターゲットの犯罪を世に晒し、多くの国民の目に触れさせることで、警察が動かざるを得ない状況を作り出します。
羽生さんは、ネットで一度で拡散されてしまえば、もう誰にも止められないといったような発言をしていますが、
インターネットなどを巧みに利用して、人の良心に働きかけ、回避困難な形で相手を攻めるアバランチの活動スタイルは、まるで一度生じたら誰にも止められない雪崩のようでもあり、
本作のタイトルにアバランチ(雪崩)を冠したのも、そんな活躍を見せる集団を描く思いからだと思われます。
アバランチのタイトルの意味とは:ツイッターの反応
タイトルの意味については、twitterでもちょくちょく呟かれているようです。
アバランチなんてあまり耳にしない言葉なので、気になった人も結構いるものと思われます。
本作のアバランチが雪崩の意であることは、第1話のサブタイトル(雪崩)で多くの人に伝わったものと思われます。
#アバランチ って1話のタイトルになってる雪崩って意味なのか〜🤔
映画見たいで見応えあるし面白い
— 。 (@8fCQJQ2wRcvM9tn) October 19, 2021
アバランチ=雪崩がepisode1のタイトルでもうバレてしまった
#アバランチ— なべ (@sennabe94) October 18, 2021
しかし雪崩とは、初回からインパクトのあるサブタイトルを付したものですが、放映されるまで秘密のままにされてきた部分が多かったドラマだけに、その効果も尚更だったと思います。
本作のタイトルに雪崩を冠した理由は、早くも第1話で察しがついた人も多いことでしょう。下記は初回放送日のtwitter投稿です。
こんな気持ちは初めてかもしれない。クオリティーが高いと言うのは失礼すぎるくらいクオリティー高くて画角、色味、演出、全てにおいて天才だった。タイトルの『雪崩』の回収に鳥肌もの。視聴者がその目撃者になる喜びと今までの綾野剛が詰まった遊び心もある芝居、最高か。#アバランチ pic.twitter.com/sFBWerupKD
— みあ (@ken_11122) October 18, 2021
#アバランチ
「アバランチ」の意味は「雪崩」で、「利用される分野により発音表記のばらつきがある」って点でも今作のタイトルにピッタリだな…… pic.twitter.com/QFJtTiD6Wc— 穀雨🌾☔️ (@kokuuuu_8) October 18, 2021
雪崩(アバランチ)
タイトル回収#アバランチ— 圭 (@cotachacha) October 18, 2021
下記は第5話放送日の投稿ですが、話の内容から本作のタイトルに雪崩(アバランチ)を付した理由を感じ取られたことがよく伺えます。
今夜はアバランチ第5話ですね
こないだIELTSの勉強をしていて
『avalanche:雪崩』
という単語が出てきましたドラマでは
次々と悪が明るみになり、ターゲットの権力などが崩れ落ちていく様子が
えがかれています。この単語とタイトル名は
関係しているのかもしれませんね😊#IELTS #アバランチ— Aru@TOEIC800点チャレンジ実施中 (@ashazzn7) November 15, 2021
アバランチのタイトルの意味とは?ドラマ名に込められた思いまとめ
この記事のまとめです。
- 本作「アバランチ」のタイトルの意味は、雪崩で間違いないと思われます。
- このドラマのタイトルにアバランチを冠した理由は、一度生じたら誰にも止められない雪崩のように、回避困難な形で相手を攻める、そんなアバランチの活動の仕方にあると思われます。
- twitterの反応を見ますと、本作タイトルのアバランチが第1話のサブタイトルから雪崩の意に捉えた人や、ドラマ内容から雪崩をタイトルに冠した理由を察した人が結構いるようです。
しかし、アバランチのメンバーはそれぞれひどく強い想いや目的を胸に抱いて、その活動に参加しているようです。
一人3000万の報酬と更なる成功報酬も迷わず突っぱねてましたからね、山守さんも含め余程腹に据えかねる経験をしたものと思われます。
これは何やら大きな深層雪崩まで狙っているような気もしますし、「アバランチ」今後の展開も楽しみです。