7月夏本番!海の日が近くなり疑問になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
海の日って、海開きの日だとか海で遊ぶ日!なんて勘違いされている方もいらっしゃるようです。
この記事では、海の日の由来について子供向けにお伝えしております。
海の日が近くなって、お子さんに『海の日ってなぁに?』
でも、海の日ってなんで休みになっているのかわかりますか??
「もうすぐ夏休み!でも、その前にある海の日ってなぁに?」とお子さまに聞かれて、分かりやすく答えるのはなかなか難しいかもしれません。
そこで、今回はお子さまにも分かりやすく簡単に伝えられるように、
1.海の日の由来は?子供向けに簡単に説明!
2.2022年の海の日は何月何日?
3.海の日が無い県はあるの?
4.海の日の過ごし方でお勧めは?
5.まとめ
の順でご紹介します。
お子さまと一緒に、ぜひ最後までチェックしてみてください。
海の日の由来は?子供向けに簡単に説明!
まずは、お子さまに簡単に説明するときのポイントを5つご紹介しますね^^
- 海の日は明治天皇が旅行から船で無事に帰ってきたことを記念してつくられた記念日がはじまり!
- 現在は海のありがたみを感じ、日本のこれからの発展を願うことを目的として祝日に定められている。
- 2022年の海の日は、7月18日月曜日である。
- 日本には海の無い県もあるが、国民の祝日なので海が無くても祝日はある。
- 過ごし方は、遊覧船に乗ってみる、イベントに参加してみる、海水浴を楽しむなどがオススメ!
お子さまにはご家庭でどのように過ごすのかを話してみたり、お子さまが好きな海の生き物や乗り物などのキーワードを交えながらお話してみたりしてはいかがでしょうか。
ぜひ、参考にしてください。
海の日の由来や風習の意味は?(大人向け)
海の日は、1876(明治9)年に明治天皇が東北地方をご旅行した帰り道に、7月20日に「明治丸」という巡視船で横浜港へ無事にご帰着されたことを記念する「海の記念日」に由来しています!
記念日が定められた当初は祝日ではありませんでしたが、その後「海の記念日」の祝日化を願う声が高まり、1995(平成7)年に「海の日」という名前で国民の祝日として制定され、翌年の1996(平成8)年に施行されました。
海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日とされています。
つまり、海のありがたみを感じ、日本のこれからの発展を願う日なのです。
日本は海に囲まれた島国であることから、海からの恵みを多く受けて発展してきた歴史があります。
ちなみに海に関する祝日があるのは日本だけのようです。それだけ海と密接な関係を持ってきたとも言えると思います。
一年に一度だけでも、海のありがたさを思い出すきっかけになったらいいですね。
2022年の海の日は何月何日?
2022年の海の日は7月18日月曜日です。
実は、制定当初は7月20日と決まっていました。
しかし、2001(平成13)年に「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」いわゆる「ハッピーマンデー法」が成立しました。
ハッピーマンデー法とは、祝日の一部を月曜日に移すことで、土曜日・日曜日と合わせて3連休にするというものです。
これにより2003(平成15)年から7月の第3月曜日に変更になりました。
海の日のほかには、
・成人の日(1月15日→1月の第2月曜日)
・敬老の日(9月15日→9月の第3月曜日)
・体育の日/スポーツの日(10月10日→10月の第2月曜日)
がハッピーマンデーの対象となっています。
大人の方で「そういえば、いつの間にか祝日が変わっていたな」と思う方もいるかもしれません。
実は、このような法律の改正があったからなのです。
海の日が無い県はあるの?
海に囲まれた島国である日本ですが、海が無い県が8つあります。
栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県の8つです。
これらの県は海の日が無いのか、というとそうでもありません。
海の日は「国民の祝日」なので、日本全国に適用されます。都道府県ごとに祝日が違っていたら混乱してしまいますよね。そのため、海が無い県だからといって無関係というわけではありませんのでご心配なく!
しかし、条例で別の名前を定めている県もあります。それは、奈良県です。
奈良県では、7月第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」と定めています。
これは、海のない奈良県の山と川を愛そうという趣旨のもので、流しソーメン大会や河川のゴミ拾い活動、木工クラフト体験などが毎年開催されているそうです。
また、長野県では、2014(平成26)年から海の日から1週遅れの7月の第4日曜日に「信州山の日」を記念日として定めています。
海の日の過ごし方でお勧めは?
決められている過ごし方があるわけではないので、それぞれ自由に楽しんでいただきたいと思いますが、お勧めの過ごし方をいくつかご紹介します。
遊覧船や周遊クルーズにお得に乗ってみる
普段はあまり乗船する機会のない方が多いのではないでしょうか。
のんびりと海から町をお子さまと一緒に眺めてみるのも、また違った景色を見ることができて良いと思います。
場所によっては、小学生を対象に遊覧船や周遊クルーズなどを無料で楽しめるキャンペーンを行っているところもあるようです。
通常大人の半額かかる小学生料金が無料になるので、お得なこの機会に乗船してみるのも良いのではないでしょうか。
なお、お出かけの際は事前に情報をチェックすることを忘れないようにしましょう。
イベントに参加する
連休中であること、また、7月の1か月は「海の月間」と定められていることから、全国各地で様々なイベントが開催されています。
水辺の安全教室や海藻を使った押し葉教室などの体験教室、水族館などでの展示、ライトアップなど、子どもから大人まで幅広く楽しめる色々な種類のイベントがあるようです。
また、この時期はお祭りや花火大会がある地域も多いようです。
家族そろって出かける貴重な機会だと思うので、ぜひ参加してみてください。
なお、イベントにお出かけの際は、せっかく来たのに、お目当てのイベントが開催されておらずお子さまたちが悲しむことのないように、ホームページ等で最新情報をチェックすることをお忘れなく!
海水浴を楽しむ
実際に海に行って楽しむのも、ひとつの過ごし方だと思います。
ちょうどこの時期くらいから海開きになる海水浴場も多いようです。
実際に海に入るだけでなく、砂場で遊んだり、貝殻や海藻を探してみたり、家族そろって楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
なお、場所によってはまだ海開きになっていないところがあったり、遊泳禁止の場所があったりもするので、最新の情報をチェックして、ルールとマナーを正しく守って楽しんでください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度おさらいをしておきましょう。
- 海の日は明治天皇が旅行から船で無事に帰ってきたことを記念してつくられた記念日がはじまり!
- 現在は海のありがたみを感じ、日本のこれからの発展を願うことを目的として祝日に定められている。
- 2022年は7月18日月曜日である。
- もともとは7月20日と決められていたが、2007年のハッピーマンデー法の成立により7月の第3月曜日に変更になった。
- 日本には海の無い県もあるが、国民の祝日なので海が無くても祝日はある。ただし、海の無い奈良県では条例で「奈良県山の日・川の日」と定められている。
- 過ごし方は、遊覧船に乗ってみる、イベントに参加してみる、海水浴を楽しむなどがオススメ!
年々猛暑日が多くなる夏ですが、海のありがたみを感じながら、ぜひお子さまと一緒に素晴らしい思い出をたくさん作ってくださいね^^